FIREを目指す人にとって、固定費削減は欠かせない要素です。
固定費の中でも最も大きな割合を示すもの、それは家賃。
家賃は当たり前に必ず払わなければならないものですよね。
「大人は一人暮らしをするのが当たり前」
「都会で働いているのだから仕方がない」
そのような当然思考を一旦やめてみましょう。
自分はなぜ都会で一人暮らしをしているのか?
実家には住めないだろうか?
本気でFIREを目指しているか?
もし、本気でFIREを目指したいのであれば実家に住むという選択を取り入れてみてください。
この記事では、実家に住むメリットやデメリット、そして具体的な節約方法について解説します。
実家に住むメリット
実家に住むメリットは、固定費である家賃を削減する以外にもたくさんあります。
以下のメリットを参考に、実家に住むことを検討してみてください!
①住居費の削減
1人暮らしをしていると、家賃だけでなく光熱費やインターネット代などが必ず毎月かかります。
これらの費用は、住んでいる場所によって異なりますが、都心部では特に高額です。
しかし、実家に住むことで、これらの住居費を大幅に削減できます。
例えば、月々の家賃が8万円かかっているとすれば、それだけで年間96万円の節約になります。
さらに、光熱費が1万円、毎月のインターネット代が5000円だとしたら、年間で114万円の節約になるのです!
もちろん、お世話になる身ですから、毎月実家にお金を入れるべきだとも思います。
それはご自身のご実家としっかり話し合ってくださいね。
それでも、一人暮らしをするよりは絶対に節約になります。
②食費の削減
実家に住むことで、食費も削減できます。
多くの場合、ご両親が食事を用意してくれるため、外食や自炊にかかる費用を大幅に減らすことができます。
一人暮らしをしていると、仕事が忙しかったりしてコンビニやスーパーの惣菜に頼りがちです。
さらに、一人分の自炊というと難しく、量が多くなってしまったり、食材の無駄が多くなります。
すると、仕方のないことですが割高になってしまいますよね。
しかし実家に暮らすことで、まとめて数人分の料理を作ることになります。
すると、食材をまとめ買いして家族全員でシェアすることで、一人あたりの食費も抑えることができます。
③家事の負担軽減
一人暮らしでは、掃除、洗濯、料理などの家事を全て自分で行う必要があります。
仕事をした後に全ての家事をするというのは疲れてしまいますよね。
そこからさらに勉強や副業をするというのは気力や体力がないと難しいです。
しかし、実家に住むことで、これらの家事を家族と分担することができ、時間と労力を節約できます。
家事の負担が減ることで、仕事や副業により多くの時間を割くことができるのも大きなメリットです。
④緊急時のサポート
実家に住むことで、緊急時のサポートが受けやすくなります。
病気やケガをした時、家族がすぐに助けてくれる環境は非常に心強いです。
一人暮らしの場合、自宅で何かあったらすぐに対応が出来ず症状が悪化し、より高額な医療費がかかるということも考えられます。
実家に住むデメリット
たくさんのメリットが挙げられましたが、一方でデメリットもあります。
しかし、自分の中でルールを決めたり、話し合いをすることで解決することもあります。
①プライバシーの制約
実家に住む1番のデメリットは、なんといってもプライバシーの制約でしょう。
自分の部屋があったとしても、家族からの干渉は避けられません。
これまで一人暮らしをしていた場合、そのギャップに疲れてしまうこともあるかもしれません。
自分がやりたいことをやりたいタイミングで出来なかったり、自分の下ことに口出しをされてしまうこともあります。
その点はきちんと家族と話し合うようにしましょう。
②親との価値観の違い
親との価値観の違いが、生活の中でストレスになることもあります。
例えば、生活リズムや食事の好み、部屋の使い方など、些細なことでも喧嘩してしまうこともあるでしょう。
実家に住む理由として「FIREをするため」と伝えても、それが理解してもらえない可能性もあります。
「なんでそんなことのために」「どういう生き方なのかよくわからない」
このようなことを言われた場合でも、根気よく理解を促すことが大切です。
③独立心の喪失
長期間実家に住み続けることで、独立心が弱くなる可能性があります。
自分で生活を管理する能力が養われにくくなるため、将来結婚や、再度家を出て行くことになった時に躊躇してしまうかもしれません。
特に、結婚において、実家暮らしは自立していないと相手側に見なされることもあるようです。
これらを防ぐためには、実家に住んでいても、自分の生活を自分で管理する意識を持つことが重要です。
家事を全てとは言わずとも協力して行うことや、実家にお金を入れることも必要ですね。
実家に住むことで得られる具体的な節約効果
先ほども少しだけ記載しましたが、実家に住むことで様々な節約効果があります。
まずは、家賃。
都市部の家賃は非常に高額で、一人暮らしの場合6〜9万円が相場になります。
それらがなくなるだけで、年間72〜108万円の節約になります。
続いて、光熱費。
近頃は電気代の高騰などもあり、光熱費はじわじわと家計を苦しめています。
また、物件によってはプロパンガスを使用している物件もあり、こちらも非常に高額になります。
相場はおよそ7000円〜1.5万円ほど。
年間では8.6万円〜18万円の節約が可能です。
現代ではWi-fiの通信費も欠かせません。
Wifiの通信費はおよそ5000円程度。
年間では6万円になります。
食費もまとめての購入になるので一人当たりの金額が安くなります。
一人暮らしでは、コンビニや外食の比率も多くなり、3万円〜4万円が相場になっています。
年間では36万〜48万かかりますが、実家に暮らせば1万円もかからないでしょう。
つまり、年間で24万円〜36万円の節約になります。
単純計算で、110.6万円〜168万円の節約が見込めますね!
これらを貯金や投資に回せば、一気にFIREが近づいてきます。
実家に住むことでFIREに集中!
FIREを目指すには、FIREするために真剣に考え、真剣に取り組むことが大切です。
日々の生活を心配していては、副業や貯蓄にも集中することができません。
まずは、自分の生活基準を安定させてから副業などにも挑戦していきましょう。
目の前の生活に対する不安を取り除くことで、FIREへの近道となります。
実家に住むためのコツ3つ
これまでのメリットやデメリットを踏まえて、実家に住むためのコツを3つご紹介します。
ぜひ参考にして、自分にも実践可能か考えてみてくださいね!
①家族とのルール設定
実家で暮らすときのデメリットとしてあげられたように、プライバシーの制約が大きな問題です。
これを解消するためには、家族とのルール決めが必須になるでしょう。
例えば、外出時は連絡をすること、自室には入らないでもらうこと、お風呂の順番は最後、などです。
全て些細な物ではありますが、1つ1つが自分にとっても家族にとってもストレスとなり得ます。
②自立した生活習慣
こちらもデメリットとして挙げられていた独立心の喪失につながります。
実家では、ご両親が自分の身の回りをやってくれることもあり、依存してしまうこともあります。
自分が何のために実家で生活をするのか、当初の目的を常に意識しましょう。
また、効率化を目指すことは大前提として、なるべく自分のことは自分で出来るようにしましょう。
③家計管理
実家に住むことで浮いたお金を無駄遣いせず、計画的に貯蓄や投資に回すことが重要です。
こちらも②自立した生活習慣に通ずるところもありますが、しっかりとお金の管理をしていきましょう。
家計簿をつけるなどして、しっかりと資産管理を行うことが大切です。
家計簿の付け方については、こちらの記事を参考にしてみてください。
おわりに
今回の記事では、実家に住むことのメリットデメリット、具体的な節約効果やコツをご紹介しました。
実家生活は実現できそうでしょうか?
これほどまでに大きく固定費を削減できる方法はなかなかありません。
もし、実現可能な場合はぜひチャレンジしてみてほしいです!