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【FIREの天敵】ポンジスキームとは?詐欺回避で資産を防御

FIREマガジン
【FIREの天敵】ポンジスキームとは?詐欺回避で資産を防御

この記事はFIREを目指す方々に必ず読んで頂きたい内容になります。

この世に絶対の投資はありません。

【投資は自己責任】という事を肝に銘じてください。リスクの把握と流行りの詐欺手法情報を正しく把握していきましょう。詐欺には基本のパターンがあります。このポイントをおさえれば騙される確率はグッと下がります。

ポンジスキームを徹底解説

ポンジスキームの名称は、1910年代~1920年代にかけてアメリカで活動したチャールズ・ポンジという詐欺師の名前に由来します

基本的手法

高配当を売り文句に投資家から出資金を集めます。実際には運用せず出資金を新規の投資家への配当金に充てます。一定期間配当があるように装い出資者を安心させて追加の出資話をもちかけます。ある日、配当が滞りはじめます。不安に思い事務所に連絡したり訪ねて行くと既にとんずらというのがお決まりのパターンです。

違法行為を前提におかまいなしに出資話を持ちかけてくるため基本的に登録免許などを取得する事なく無許可で出資金を募るケースが大半です。

本来必要な登録免許

金融商品取引業

第一種金融商品取引業、第二種金融商品取引業、投資運用業、投資助言・代理業の4つに分類されている。

【第一種金融商品取引業】

有価証券の売買、主に証券会社などが営む際に必要となります。

【第二種金融商品取引業】

自己募集のファンドなどが営む際に必要となります。

【投資運用業】

投資信託委託業者(運用会社)や投資顧問業者(投資運用業者)などを営む際に必要です。

【投資助言・代理業】

投資顧問業者(投資助言・代理業者)などが営む際に必要です。

金融商品仲介業者

金融商品取引業者等の委託を受けて、「有価証券の売買等の媒介」や「有価証券の募集もしくは売出しの取扱い」などを行う際に必要になります。

金融サービス仲介業

「預金等媒介業務」「保険媒介業務」「有価証券等仲介業務」「貸金業貸付媒介業務」の4つの業務のいずれかを業として行う際に必要になります。

このように登録免許制で厳しく基準が設けられています。投資話を持ち掛けられた際には必ず登録免許があるかを確認してください。

この確認作業をするだけでポンジスキームの詐欺に遭遇する確率は極めてゼロに近づきます。

定番のポンジスキーム一覧

暗号資産ポンジスキーム

取引所への上場を控えている通貨を売り文句に上場前に購入しておくと配当を支払います。また上場後は値上がります。というパターンです。また、存在しない取引所を装いデータだけ数値が動いているように見せかけます。一定期間は自由に売買はできないかわりに配当を出すというモデルで騙すパターンも存在します。仮想通貨の儲け話を持ち掛けられた際には必ず金融庁への登録があるのかを確認してください。

社債販売ポンジスキーム

ザ・グランシールド巨額の80億円社債ポンジスキームは皆様の記憶に新しいのではないでしょうか?年利20%という現実的ではない配当を売り文句に提携先の社債は無許可で1300人以上の投資家に販売した事件です。基本的に現実離れした利回りを提示された場合には警戒してください。また必ず登録免許があるかを確認してください。

歯科矯正ポンジスキーム

ローンを組むことが出来る商材はポンジスキームに活用されるパターンが多いことを理解しておきましょう。特に高額な商品をローンで購入するモデルで全額返金モデルには警戒が必要です。歯科矯正の場合にはモニターによって経過をSNSで開示することに承諾いただけた場合には配信した月に応じて分割で謝礼を付与するので結果として無料で歯科矯正を受ける事ができるというもモデルです。一部のキャッシュバックは理解できますが全額では企業は経営ができません。全額返金モデルは詐欺だと考えて間違いないです。

総まとめ

美味しすぎる儲け話は要注意です。利回りが高いという事はリスクも高まるという相関関係を理解しておくと失敗する確率を下げる事が可能です。FIREをするために大切な事は冒険をしないという事です。想定されるリスクを把握し堅実に詰将棋をしていく事を推奨します。

  • 高利回りには要注意
  • 登録免許があるかを必ず確認
  • 企業の運営年数の確認

これらを冷静に確認し注意しておく事でポンジスキーム詐欺の被害を回避する事が可能になります。

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