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投資初心者におすすめ『S&P500』とは?オルカンの違いは?

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投資初心者におすすめ『S&P500』とは?オルカンの違いは?

これから投資を始めようと思っている方は、どの銘柄を選ぶか迷いますよね。
そこで今回は投資初心者に特にオススメな「S&P500」と「オルカン」について徹底解説していきます!!

S&P500とは

そもそも、S&P500とはアメリカの主要企業500社で構成されている最も代表的な株価指数です。
つまり、S&P500に投資するとアメリカの主要企業500社に分散して投資できるのです。

S&P500の構成比は

アメリカの主要企業500社で構成されていると言っても、500社均等に投資しているわけではありません。
各銘柄投資する割合はバラバラです。

下の表は2024年4月30日時点のS&P500の構成銘柄TOP10です。

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やっぱり「GAFAM」は強いね!!

S&P500が人気の理由は

「投資始めるならとりあえずS&P500」と主張している投資家を見かけたことはありませんか?
何故このような格言が誕生したのでしょうか?

S&P500の人気の理由
それは圧倒的な実績にあります。

下のグラフはS&P500のパフォーマンスの推移です。

いかがでしょうか?
部分的には下がっている時期もありますが、長期的に見るとS&P500は高値を更新し続けていることが分かります。

S&P500は何故成長をつづけるの?

S&P500が長期的に成長を続ける理由は「欧米の経済の成長と連動している」からです。

S&P500を構成する企業500社は、その時代ごとの欧米のTOP企業500社です。
つまり、S&P500の500社が欧米経済を支えているとも言えるし、欧米経済の成長がその500社の成長に直結しているとも言えます。

そして欧米は世界一位の経済大国であり、人口もいまだに増加し続けています。
アメリカという大国が成長し続ける限り、S&P500も高値を更新し続けるのです。

S&P500のリスクとは?

「とりあえずS&P500」という格言通り、とりあえずS&P500に投資すれば本当に上手くいくのでしょうか?

投資に絶対はありません!
とりあえず投資する前にしっかりとリスクを把握しておく必要があります!

①大暴落のリスク
②米国に投資するリスク
③為替変動のリスク

①大暴落のリスク

S&P500は長期的に運用すると勝率がかなり高い投資ですが、短期的な運用では暴落により撃沈する可能性があります。

上のグラフからもわかる通り、S&P500は歴史的に何度も大暴落を経験しています。
いずれの暴落も5年ほどで回復しているので、長期で運用する方にとっては大した問題ではないかもしれません。

しかし、大暴落は必ず来るものだと認識していなければ、
いざ暴落が来たとにパニックになり損してしまうことになりかねません。

また余裕資金で投資をするという鉄則を守れていない方は、暴落時にどうしてもお金を取り崩さなければならない状況になり、大損してしまう可能性もあります。

暴落は必ずくるもの。
いざ来た時は焦らずに冷静に対応することが必須!!

②米国に投資するリスク

S&P500はアメリカを代表する企業500社で構成されているため、アメリカの株価市場全体の動きをダイレクトに反映します。

そのため、アメリカ経済の発展が衰退するとS&P500に投資するメリットも少なくなってしまうのです。

現在アメリカは世界一の経済大国ですが、近い未来に中国がアメリカを抜くと予測する人も多いです。

米国の経済成長を信じることができないならS&P500に投資はしない方がいいでしょう。

③為替変動のリスク

S&P500はアメリカの株価指数なので、ドルをベースに算出されています。

しかし日本の通貨は「円」です。
そのため、日本からS&P500に含まれるアメリカ企業に投資する場合は円をドルに変換した上で投資することになります

せっかく米国市場で株価が上がっていても、「ドル安・円高」が進んでしまうと
株価上昇の恩恵を十分に受けることができなくなるのです。

とは言っても、為替の影響は株価の動きに比べれば小さいものです。
円安の時も円高の時も、そこまで気にせず積み立てることがおすすめです。

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どうしても気になる方は「日本株」がおすすめ!

オルカンとは

S&P500とよく比較される投資信託に全世界株式「オルカン」があります。
オルカンとは「オールカントリー」の略で、日本を含む世界の先進国23カ国・新興国24カ国の企業3000銘柄から構成されています。

すなわち、オルカンを買うと世界の株式市場に分散投資ができるのです。

オルカンの構成比は

オルカンは50カ国の国に投資をしており、世界中の国に分散投資することができます。
とは言っても、実際は全ての国に均等に投資しているわけではありません。

S&P500同様に、オルカンは「時価総額加重平均型」といって、時価総額の大きさに応じて、指数に組み入れる割合が決められます。

そのため、実際にはオルカンの6割を米国株が占めており、先進国株と新興国株の比率は9:1です。

投資先はS&P500と重複している部分が大きく、パフォーマンスも同じような結果になっています。
そのため両方に投資するメリットはあまりないように思われます。

S&P500とオルカンのどちらにするべきか?

結局、S&P500とオルカンはどちらがいいのでしょうか?

上のグラフのように過去の実績を見ると、オルカンよりもS&P500のリターンの方が高い場合が多いです。

しかし、前述したように、今後もアメリカが世界一の大国として成長し続けるとは限りません。
オルカンであれば、世界情勢の変化にあわせて構成企業を50カ国の中から変動させることができます。

アメリカの成長速度が衰退してしまっても、世界経済は成長しつづける可能性は高いのです。

米国の成長を信じたい方はS&P500
リスクを減らし世界の経済成長を信じたい方はオルカン

というのが「S&P500 VS オルカン」この議論に最も相応しい答えに思えます。

どちらを選択してもやることは一緒

ただ貯金をするだけではお金は増えない。
S&P500にしろオルカンにしろ、積み立てをはじめるという選択をしたことが十分賢いです。

また、S&P500とオルカンどちらを選択してもやることは変わりません。

インデックス投資は長期的に戦えば勝てる投資。
暴落は必ず来るものと把握した上で、長期的にコツコツと積立を続けましょう!

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