ステップ①一か月分の献立を決める
食費を節約する上で、最も大切なのは無駄な買い物をしないことです。
あらかじめ一か月分の献立を決めて必要な食材や量を把握しておくことが重要となります。
まずは、なんとなく、ざっくりでもいいので献立を決めてみましょう。
難しいようなら一週間分だけ考えて、一か月間繰り返すという方法でも十分に効果があります。
とにかく安くボリュームのあるものをと考えてしまうかもしれません。
ですが、健康のためにもなるべく多くの食材でバランスの良い献立を考える方がおすすめです。
ステップ②献立から必要な食材や量を導き出して買い物スケジュールを決める
ステップ①が終わったら、どんな食材をどのくらい買う必要があるのかをあぶりだしていきます。
食材一つ一つの料金はネットで調べたり、近くのスーパーのチラシを見たりして確認しましょう。
実際にスーパーに行って調査するのもおすすめです。
次に、献立を実現するために実際にどのくらいの金額がかかるのかを計算してみてください。
もし、予算オーバーだった場合はあらためて予算内に収まるように献立を考えなおします。
無事1万円以内に収まったら、どの食材をどの店で、どのように買うのかをスケジューリングします。
それぞれのお店の特性を把握して、最も安く買える方法やタイミングを考えましょう。
ステップ③保存できる食材はまとめ買い、保存できない食材はその都度補充
買い物スケジュールが決まったら、長く保存ができるものと、できないものを分けていきます。
例えば、お米、冷凍食品、乾麺、乾物、調味料といった食品は長期保存用。
新鮮な野菜・果物などは保存できない食品という感じに分けていきます。
食パンや肉・魚など冷凍保存できるタイプであれば、長期保存用として大丈夫です。
次はいよいよ必要な食材の買い出しをします。
長期保存可能なものはなるべくまとめて一か月分を一度に買ってしまいましょう。
野菜や果物といった新鮮なほうがおいしい食材は、その都度必要な分だけ買ってください。
ステップ④節約に便利な自家製調味料
食材の中で意外とお金がかかってしまうのが調味料です。
例えば、焼き肉のたれ、めんつゆ、ポン酢、ドレッシング。
これらは簡単にできる自家製かえしを用意しておけばすぐに作れます。
「かえし」とはそばつゆのベースとなる合わせ醤油のことで、お蕎麦屋さんの定番調味料です。
これ一つあればいくつもの調味料として活用することができます。
作り方は簡単。しょうゆ、さとう(あればザラメ)、みりんを5:1:1の割合で合わせて、鍋で一煮立ちさせれば完成です。
例えば、にんにくとごまを合わせれば焼き肉のたれ。
砂糖と酒を合わせれば煮物や照り焼きチキン、豚の生姜焼きのベース。みりんとかつおだしで割ればめんつゆとして使うことができます。
ステップ⑤買った食材で献立通りに料理を作ってみる
一週間分の食材が手に入ったら早速、その日のご飯を作ってみましょう。
予算に収まるようであれば、自分の好きなものを好きに作っても大丈夫です。
そして、合計金額が予想通りかどうかを考えてみます
あまり考えすぎず、なんとなくメモに取るくらいで問題ありません。
予想通りでなければ、場合は注意して次の日以降で調整できるように考え直してみてください。
値段オーバーになったり、おいしい料理にならなかったりと失敗してしまっても大丈夫。
段々慣れて、いつの間にかおいしい節約料理ができるようになります。
節約料理一日分の参考例 朝食
キャベツ入りツナトーストとコーヒー
必要な食材:
- 食パン(1枚 20円)
- ツナ(一缶の1/3 30円)
- マヨネーズ・コショウ(適量 約10円)
- 千切りキャベツ(少々 約20円)
- コーヒー一杯(1杯 20円)
合計:約100円
節約料理一日分の参考例 昼食
照り焼きチキンののり弁
必要な食材:
- ご飯(1膳分 30円)
- 鰹節・醤油・さとう・海苔(30円)
- きんぴら(少々10円)
- 鶏むね肉(1枚の1/5 30円)
- 照り焼きチキンのたれ(適量 10円)
合計:約110円
節約料理一日分の参考例 夕食
シーフードとキャベツのペペロンチーノ
必要な食材:
- パスタ(100g 20円)
- にんにく(2かけ 20円)
- パセリ(粉末 5円)
- 岩塩(5円)
- シーフードミックス(30gくらい 30円)
- キャベツ(1枚 10円)
- オリーブオイルまたはサラダ油(20
合計:約110円
すべてを合計すると320円、一か月だと9600円で1万円以内になります。
ステップ⑥一か月後に予想と結果の違いを見比べてみよう
実際に一か月の節約生活を乗り越えたら、予想と結果がどのくらい違うのかを見比べてみましょう。
ピッタリ予想通りだったという方もいれば、予算オーバーしてしまったという方もいると思います。
なぜ成功したのか、なぜ失敗したのかを献立や買い物スケジュールを見ながら考えてみてください。
その上で、改めてステップ①に戻ってやり直せば、より効果的な節約生活を送ることができます。
何度も繰り返すことで、完璧な節約献立、買い物スケジュールを作り上げることができます。
そうなればもう、あなたは食費節約の達人です。
よほどのことがない限りは、食費に困ることはありませんので、安心してください。