確かに、イベントを開催するには苦労も多いです。
しかし、1度慣れてしまえば、実はイベントを自分で開くことはそれほど難しくありません。
実際に私は過去に10人以下の規模から、100人規模のイベントまで数多く主催しています。
今回は、楽しみながらお小遣い稼ぎが出来るイベント主催の方法をご紹介します。
イベントを主催して稼ぐ
イベントを開催して稼ぐのは単純に、参加費がイベントにかかる費用を上回ればOK。
簡単な計算をしてみましょう。
30人規模の交流会を主催した場合
収入内訳 | 金額 | 出費内訳 | 金額 |
参加費 | ¥3,000 × 20人 | 会場費 | ¥20,000 |
飲み物代 | ¥10,000 | ||
プレゼント代 | ¥3,000 | ||
お手伝いさん(バイト代) | ¥5,000 | ||
その他備品 | ¥5,000 | ||
合計 | ¥60,000 | 合計 | ¥43,000 |
雑なイメージではありますが、この場合¥17,000の収入になりますね。
もちろん、そのイベントを開催するまでの準備もあり、必ずしも労力と見合った収入とはなりません。
しかし、楽しみながら、友達も増やせて、好きなことで稼げる、というのは大きな価値があります。
イベント主催に向いている人
イベントを主催するのは人を巻き込む形になるので、向き/不向きがあります。
いわゆるキラキラの陽キャである必要はありませんが、最低限以下を満たしておくべきでしょう。
・人を頼ることができる
・人を楽しませることが好き
・誰とでも仲良くできる
・人前でハキハキ喋れる
人を頼ることができる
大規模なイベントともなると、絶対に一人では回せない部分が出てきます。
その時に、誰かに頼ることが出来るかはとても大切です。
もちろん礼儀も大切ですが、普段から人に甘えられるいわゆる末っ子気質だったり、人たらしの人が向いていると思います。
人を楽しませることが好き
これが1番といっても過言ではないポイントです。
目先の利益に囚われて、お金のことばかり考えてしまう人は主催者には向いていません。
出費を少なくするために飲み物を用意しなかったり、イベント中の企画をしょぼいものにしたり…。
人としての評価も下がってしまうので、その場合はむしろ主催はやらない方が良いです。
とにかく、来てくれた人に満足して帰ってもらいたい、楽しかったと言ってもらいたい、という気持ちが大切です。
誰とでも仲良くできる
イベントを身内だけで開催することもできますが、それだけでは限界があります。
まったくの初対面の方とも仲良く出来るでしょうか。
主催という立場から、いろいろな人に気を遣いながら場を回すことが大切です。
ハッキリと言いますが、いわゆるコミュ力がない人はイベントの主催には向いていません。
自分に合った稼ぎ方を探すことが大切ですね。
人前でハキハキ喋れる
こちらも、先述した誰とでも仲良く出来る、に通じる部分がありますが、大人数の前で喋れるということが重要です。
イベントを主催すれば、必然的に全員の前で挨拶を行ったり、指示を出したりすることになります。
これを、臆することなく出来ることが重要です。
一対一のコミュニケーションと、一人対大人数のコミュニケーションは全くの別物です。
しかし、これは無理やり場数を踏むことで成長する部分でもあるので、今は苦手でも徐々にできるようになると私は思います。
イベントの趣旨を決める
では、実際にイベントを主催してみよう!となったら、イベントの趣旨や規模感を決めていきましょう。
まず、イベントと言ってもいろいろなものがあります。
例えば、このようなものはどうでしょうか?
・○○県人会!○○県民でご飯を食べよう!
・最近上京してきた人たちでおしゃべりしよう!
・大学生集合!学生交流会!
・みんなでフットサルをやろう!
・○○(職業)の人で集まって悩みを話し合おう!
ターゲットを絞り、かつ、みんなの会いたい人、やりたいことを実現することが大切です。
自分が属しているコミュニティや、職業、趣味に関することだと主催しやすいですね。
今の自分は誰と会いたいかな?、友達がこんなことやってみたいって言ってたな
そんなことからイベントのアイディアは降ってくるのです。
そして、規模感の決め方ですが、これはほぼ完全に自分の力量によります。
10人以下のイベントでも最初は大変だと思います。
まずは少人数でイベントを開いてみて、自分が主催に向いているか、どのようにイベントを運営するかを判断するとよいでしょう。
参加する人を集める
これが問題ですね。
あなたには、「この日こういうイベントするから来てー!」と言ったときに来てくれる友人はいるでしょうか。
もし、あなた自身が有名人で、イベントの内容が豪華過ぎるならば問題はありません。
しかし、必ずしもそうであるとは限りません。この問題の解決方法はただ1つ。
ひたすら声を掛けることです。
とにかく、ターゲットの属性に近い人に声をかけ、さらに知人に声をかけてくれるようにお願いします。
結局、このパターンが最強なのです。
(もちろん相手の迷惑になってはいけないので、あくまでお願い、であること。無理矢理は誘わないことが大事です。)
イベントにかかる費用
イベントを主催するまでには、そこそこの資金が必要です。
基本的に会場代等は前払いになるので、それらが払えるぐらいは用意しておきましょう。
イベントの規模にもよりますが、1万円〜5万円はあった方が安心でしょう。
もっと大きなイベントになってくると、10万円近くのお金が初期費用としてかかるようにもなります。
イベントを行う際に必要となるもの
会場代、飲み物、お菓子、紙コップ、名札入れ、画用紙、ペン、紙、ゲームの景品、etc…
細々とした備品も入れると、結構お金がかかってしまうんですね。
参加費がこれらを下回ってしまうと、赤字になってしまうので、その点は逐一確認しながら行っていきましょう。
リスクヘッジは大事
イベントの主催をしていると、さまざまなトラブルが起きることがあります。
1番の問題はドタキャンの発生です。
参加する側とのコミュニケーション不足により、参加者のモチベーションが低下し、ドタキャンが生じます。
参加者との密なコミュニケーション、事前支払いなどのドタキャン予防策を事前に講じましょう。
お金を稼ぎたかったのに、赤字になっては元も子もありません。
他にも、参加者同士のトラブルが生じることがあります。
・宗教に勧誘された。
・ビジネスに勧誘された。
・解散後付き纏われた。
・無理矢理お酒を飲まされた。
・勝手に写真を撮られ、アップされた。
これらは実際に開催したイベントで、終了後や後日来た連絡です。
参加者の身元をハッキリとさせておくこと、事前にこのようなことはしないで、と注意をすること。
これらは大前提ですが、それでもトラブルが起きるときは起きます。
このような際にも毅然とした態度で被害者に寄り添い、加害者に対応していけるかも重要になってきます。
お金を稼ぐことより、楽しむことが1番!
ここまでお読みの方はもうお分かりかもしれません。
残念ながらイベントの主催というものは、儲けを1番に考えてやるものでは無いのです。
それでも、みんなで楽しみたい!ちょこっとだけお小遣いがもらえたら嬉しいな。
という方にはぜひおすすめです。
慣れてきたら、大規模なイベントを開催して大きな利益を上げることも出来るかもしれません。
素敵な出会いもあるかもですね。
開催までは大変なことも多いですが、貴重な経験になるので、ぜひチャレンジしてみてください!